精進料理|禅曹洞宗 自性院

精進料理

精進料理とは?

精進料理とは?1238年、曹洞宗の宗祖、道元禅師様が「典座教訓」により、修行生活の中に食事の作法から作り手の心構えまで記されました。ここに精進料理の原型があると言われております。
肉や魚を使わないと一般的に理解されていますように、基本的に植物性の食材だけです。
同じ野菜でも、五辛(ごしん)とも呼ばれる香味の強い『にら』『にんにく』『ねぎ』『玉ねぎ』『らっきょう』は使用しません。禅僧修行生活が基本となっていますので、材料を無駄にしない精神で、味付けは素材の味を生かした薄味です。


精進料理レシピ

現在の飽食の時代、世の中不景気とはいえ、相変わらずグルメ番組は高級料理をこぞって紹介し、日本のミシュランガイドまで登場し、食に対する欲求がつきることはありません。
クロマグロに規制がかけられようとしているのも、飽食時代のツケがそろそろでてきている証拠でしょう。
今一度、食本来の心、我々の生命を維持してくれる食事、いただく喜び、食材に対する感謝の気持ちを考え直して見たいものです。その答えが精進料理にあると想います。
見た目の華やかさ、味のインパクトなどありません。
どちらかといえば、地味な料理ではございますが、素朴な味、素材本来の味、であります。そのことが私たちの体にとって、いちばん優しい味であることがわかると想います。
私は永平寺での修行で精進料理(僧侶の食事)の役を経験させていただきました。
僅かながらですが、紹介させていただきますので、お付き合いよろしくお願いいたします。


 

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